句集 「翁 草」 B6判 2,200円 +税 箕浦 琢翁/著 俳誌「獅子吼」同人 題して『翁草』。ここは菊を指す。菊と言えば、謡曲(観世流)「菊慈童」の故事を思い起こす。琢翁さんにとって、菊に結んだ露は俳句にほかならない。露を飲むことはすなわち俳句を詠むことであり、疑いなく少年の如く七百歳の寿を得ることであろう。 (「序」より 獅子門道統四十一世 鴻々園 大野鵠士)