槍ヶ岳を開山した念仏行者・播隆
「播隆 入門」まつお出版叢書3 A5判 1,200円 +税 黒野 こうき/著
槍ヶ岳開山で知られる播隆(1786~1840)は、地位のある高僧・学僧ではなく一介の聖であり、巧みな説法よりも山で里で厳しく修行する姿に人々は生き仏を感じ、まさに庶民とともにあった。さらには登拝(登山)信仰を確立させて槍ヶ岳念仏講や播隆講へのと発展していく。現在でも播隆祭、供養祭、播隆念仏講というかたちで人々の支えとなっている。